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メンデルスゾーン、真夏の夜の夢。 [2015]

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あぁぁぁ... あまりの暑さに身体も頭も停止気味です。みなさん、熱中症などになってはおられませんか?それにしても、連日、最高気温が、36度とか、37度とか、場所によっては、38度?39度?もうついていけません。いや、温暖化もギアが入って参りました(おい、小氷河期はいつ来るんだよ!?)。温室効果ガスの排出削減とか、もはやそういうレベルではなく、大気そのものを冷やす新たな技術を開発しなきゃいけないような気がして来る、今日この頃... で、こう暑いと、音楽を聴くのも、ちょっと億劫になってしまうようなところがあって... そんな時に聴く、さらりと楽しめる音楽。メンデルスゾーンがいいかなと... 18世紀の残り香を感じさせる瑞々しいサウンドと、19世紀ならではのキャッチーさによって織り成される、ロマン主義がまだ若々しさを失っていなかった頃の音楽。クラシック切っての優等生が織り成す卒の無さは、聴き手に負担を与えず、楽しませてくれる。
ということで、メンデルスゾーンの夏!トマス・ダウスゴー率いる、スウェーデン室内管弦楽団の演奏、スウェーデン放送合唱団、カミラ・ティリング(ソプラノ)、マグダレーナ・リスベリ(ソプラノ)の歌で、メンデルスゾーンの劇音楽『真夏の夜の夢』(BIS/BIS-2166)を聴く。

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アノニマス4、1865、南北戦争時代の希望と故郷の歌。 [2015]

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田畑を覆う一面の泥水、天井にまで届きそうな浸水の痕跡、道路に転がる巨大な岩、幾筋も山に刻まれる茶色い山崩れの傷跡... 日本は自然災害の多い国、ということは、重々承知しているものの、次々にそれが起こると、やはり言葉を失ってしまいます。それでも、全てを呑み込んで生きて来た日本人なのですよね... 困難に直面しても、前を向くしかない、もどかしさというか、切なさというか、何とも言えない感情が湧き上がる。で、そんな感情を癒してくれる歌かなと、聴いてみる、"Hard Times Come Again No More"、これ以上、厳しい時が来ませんように... 「すべては終わりぬ」として知られる、フォスターが1854年に発表した哀歌。奴隷制下、厳しい環境を生き抜いたアフリカから連れて来られた人々の心情を歌った詩は、アメリカ南北戦争(1861-65)において、南軍、北軍、両陣営でも歌われ、戦時下、厳しい状況にあった兵士たちの心を捉えたとのこと... そして、今、被災した土地、人々の姿が、そこに重なるようで... 亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ、被災された方々が一日も早く日常を取り戻せますよう願い、聴いてみたいと思う、これ以上、厳しい時が来ませんように...
2015年、南北戦争終結150年を記念してリリースされた、南北戦争時の希望と故郷を歌ったナンバーを集めた1枚。アメリカの古楽ヴォーカル・アンサンブル、アノニマス4の"1865"(harmonia mundi/HMU 807549)。今でこそアメリカは音楽大国だけれど、そこに至る前は、実に素朴だった。そんな、普段、あまり触れられないアメリカの姿を捉える興味深いアルバム。

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アイヴズ、ホリデイ・シンフォニー。 [2015]

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7月4日、アメリカ合衆国、建国242年、おめでとうございます。
一日遅れではありますが、同盟国から、ご挨拶を... って、近頃、アメリカでは、「同盟国」なんて、どうでもいいような感じ... てか、同盟国が、なぜ同盟国となったか、その歴史を知らなさそうなのだよね、白いおウチにお住まいの、たたみイワシ・ヘアーの閣下... いや、アメリカに限らず、今、世界は、歴史を捉える力が弱まっている気がする(「歴史認識」という言葉を、まるで呪文のように唱える方々も、大きな流れである歴史そのものに関しては、極めて意識が低かったり... )。もし、歴史を人生に例えるならば、今の世界は、両親の顔はおぼろげで、どんな風に育ったかを思い出せず、思春期のトラウマに囚われ、辛かった記憶も、幸せだった記憶も封印し、迷子になっている状態(場合によっては、認知症の症状も出ていて、変に暴力的になったり、コミュニケーションを取ることが難しいこと多々あり... )だろうか?自らが歩んで来た道が見えなくなっている中で、未来へと踏み出さなければいけない21世紀、この先が、かなり恐く感じてしまう。なんて、悲観しても始まらないので、とりあえず、アメリカ独立記念日を音楽で祝うよ!バーンスタインの奇作に続いての、鬼才、アイヴズ...
アンドルー・デイヴィス率いるメルボルン交響楽団の、アイヴズのオーケストラ作品を取り上げるシリーズから、第2弾、独立記念日ばかりでなく、ワシントン誕生日、戦没将兵記念日、感謝祭も祝ってしまう、4つの祭日、4曲からなる、アイヴズのホリデイ・シンフォニーと、「ニュー・イングランドの3つの場所」など、定番の作品(CHANDOS/CHSA 5163)を聴く。

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キース・ジャレット、20世紀のピアノ協奏曲を弾く。 [2015]

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6月が終わります。そして、2017年も半分が過ぎようとしています。
さて、ECM NEW SERIESを聴いて来た6月ですが、この人を取り上げなくては終われないかなと、キース・ジャレット... ジャズ界におけるピアノの大家にして、ECMの大看板。その人が、ECM NEW SERIESでは、クラシックを弾いてしまうから、凄い。それも、ジャズ・アレンジで... なんて言う、お茶を濁すようなことは、一切無し。バッハからショスタコーヴィチまで、実にフレキシブルにクラシックと向き合っている!いや、改めてその姿を見つめると、唸ってしまう。そう容易いものではないはずだけれど、飄々とジャンルを越えてしまう、キース... 裏を返せば、ジャズだろうが、クラシックだろうが関係無く、ただ単に音楽そのものと向き合っているのだろう。で、この姿勢、ECMの精神、そのもののように感じる。そして、こういうニュートラルさが、クラシックに、音楽に、新しい可能性を拓くように感じる。ECM NEW SERIESを聴いて来て、そんな風に感じる。
ということで、1984年のライヴ、デニス・ラッセル・デイヴィスの指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団の伴奏で、バーバーのピアノ協奏曲と、1985年のライヴ、秋山和慶の指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団の伴奏で、バルトークの3番のピアノ協奏曲を収録した、2015年のキース・ジャレット生誕70年を祝う記念盤(ECM NEW SERIES/481 1580)を聴く。

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ニールセン、大きなストーリーを生み出す、6つの交響曲。 [2015]

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今年は、グリーグ、ニールセンの師である、デンマークの作曲家、ゲーゼの生誕200年のメモリアル!ということで、メンデルスゾーンと一緒に聴いた前回... メンデルスゾーンの引き立てにより、ライプツィヒで活躍を始めるゲーゼ、そこで多くを吸収し、間もなく、母国、デンマークへ、ドイツ・ロマン主義を持ち帰り、やがて、北欧の音楽を開花させるグリーグ、独特な個性を育んだニールセンら、新たな世代家を育てるわけだけれど、北欧の音楽の瑞々しさが、ゲーゼによって持ち込まれたメンデルスゾーンのセンスを源とすると、何だか腑に落ちるものがある。それでいて、メンデルスゾーンの透明感こそ、北欧の澄んだ空気感に合っている気がして来る。というメンデルスゾーンからゲーゼへ、というラインを意識しながら、ゲーゼ、晩年の教え子、ニールセンを見つめる。
19世紀前半、若々しかったロマン主義から、時代を一気に下り、ロマン主義、最終章、19世紀末、20世紀前半へ... パーヴォ・ヤルヴィが率いたhr交響楽団の演奏による、ニールセンの交響曲全集、3枚組(RCA RED SEAL/88875178802)を聴く。

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