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シューベルト、グレイト。 [2013]

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先日、本屋をふらぁ~っとしていたら、お清めになるという"音"を収録したCD付きの本を発見して、驚いた。いや、おもしろい!神社にお参りした時、パンっ、パンっと柏手を打つのは、その場の空気(前の人の願い事やら、何やら、いろいろ残っている思念?みたいなの... )をリセットする意味合いがある、というような話しを聞いたことがあるのだけれど、パンっという衝撃音が空気を震わせることで、場を浄めるというのは、結構、物理的に理に適っているような気がする。例えば、メガネ屋さんの店先で見掛ける、振動でメガネを洗浄する機械があるように、音=空気の振動で以って、空間を洗浄するというのは、アリなんじゃないかなと... とすると、音楽だったならば、よりそうした効果が見込めるんじゃないか?ということで、ニュースを見ていると、ゴミ溜めの中にいる気分にさせられる不浄極まる今日この頃を浄めるために、音楽を聴く。で、より高い浄化能力を持つ音楽は何だろう?と、いろいろ考えてみるのだけれど、やっぱり絶対音楽かなと... それも、パワフルな交響曲とか...
で、モーツァルトの「ジュピター」に続いて、シューベルトの「ザ・グレイト」で、浄化。デイヴィッド・ジンマンが率いたチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏による、シューベルトの8番の交響曲、「ザ・グレイト」(RCA RED SEAL/88697973982)を聴く。

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太陽王の宮廷の記憶を呼び覚ます、クープラン、王宮のコンセール。 [2013]

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フランス・バロックの中心にいた3つ違いの2人の作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729)と、クープラン(1668-1733)。女性であったがために、宮廷でのポストは望めなかったものの、なればこそ、クラヴサンのヴィルトゥオーザとして、フリーの作曲家として、パリの音楽シーンで思うまま活動できたジャケ・ド・ラ・ゲール。一方のクープランは、シャペルのオルガニストとして、シャンブルでクラヴサン奏者として、宮廷で活躍する栄誉を得たものの、なればこそ、活動に制約ができてしまったか... この2人を並べると、実に興味深い。アーティストと音楽官僚?そんな風に見つめると、それぞれの音楽からは、それぞれの立場が浮かび上がるようで、おもしろい!アーティストとして自らの感性を貫けたジャケ・ド・ラ・ゲールの音楽の潔さに対し、宮廷の趣味とやりたいことの狭間に立って、どこか折衷的なクープランの音楽の曖昧さ... なんて書くと、クープランに分が悪いようだけれど、その曖昧さにフランスらしさが育まれ、ナイーヴなロココへと至らしめるのか...
ということで、アーティスト、ジャケ・ド・ラ・ゲールに続き、音楽官僚、クープランに注目。リュック・ボーセジュール率いる、カナダのピリオド・アンサンブル、クラヴサン・アン・コンセールの演奏で、クープランの『王宮のコンセール』(ANALEKTA/AN 29993)を聴く。

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ベートーヴェンという人生の変奏の行き着いた先... [2013]

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ポスト・モーツァルトの時代を、ベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲で巡って来て、前回、ロッシーニの登場に注目してみたのだけれど... ナポレオンが去って、ロッシーニがやって来た。スタンダールの言は、まさにだなと感じる。ナポレオン戦争の荒ぶる時代を体現したベートーヴェンに対して、ナポレオン敗退後、ウィーン体制による保守反動の時代を席巻した若き才能、ロッシーニ。18世紀、ナポリ楽派の伝統を踏襲するその音楽は、保守的な時代の気分に応えつつ、若々しい軽快さが、反動による停滞に、爽やかさをもたらしたか... ロッシーニの音楽を改めて見つめると、その時代に、絶妙にフィットしていたことが窺える。一方で、ロッシーニの時代に晩年を迎えたベートーヴェンは、大いに苦しむことになる。が、苦しんで至る境地があって、楽聖なのだなと...
ということで、ベートーヴェンの晩年、まさに苦しんで至った境地を象徴するような音楽、ベートーヴェンのディアベリ変奏曲。アンドラーシュ・シフが、モダンのピアノと、ピリオドのピアノを用いて弾き分ける、大胆な2枚組(ECM NEW SERIES/4810446)を聴く。

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ベルカント・オペラ?リソルジメント・オペラ、ノルマ! [2013]

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日本が地震大国だということは、当然のこととして認識しているわけだけれど、またも大きな地震があると、ちょっと挫けそうになります。それでもね、前に進むしかないわけで、そうして歩んで来た日本であって、2011年からの5年であって、熊本で避難を余儀なくされているみなさん、ささやかながら、ここ東から、一日も早い復旧を、心から願っております。何より、早急に余震が収まりますよう、願っております。さて、何を取り上げようか、迷ってしまう。そもそも、音楽のことなどを書くべきか、考えてしまう。けれど、ここはひとつ、あえて、予定通りに、『アイーダ』に続いての、『ノルマ』... いや、改めて聴いてみると、元気付けられるオペラであって、パワフル!こういう時だからこそ、挫けない音楽が沁みるのかも... そんな、力強いプリマが一本筋を通すオペラ!
バロック・ロックの鬼才、ジョヴァンニ・アントニーニの指揮、チューリッヒ・オペラのピリオド部隊、オーケストラ・ラ・シンティッラの演奏、チェチーリア・バルトリがタイトル・ロールを歌う、刺激的なベッリーニのオペラ『ノルマ』(DECCA/478 3517)を聴く。

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