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バーンスタイン、ミサ。 [2009]

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さて、8月になりました。いや、7月でした。とか、言いたくなってしまうほど、梅雨明けちゃって、夏です。この先、どーなってしまうのだろう。と、心配になるものの、夏らしい夏に、魅了されるところも... ということで、夏っぽい音楽!今年、生誕100年のメモリアルを迎えるバーンスタインのミサ。ミサと言っても教会音楽ではなく、典礼音楽をベースにしながら、シアター・ピースに仕上げてしまった異色の作品。ある意味、バーンスタインにとっての『ジーザス・クライスト・スーパースター』なのかもしれない(奇しくも同じ1971年に初演された両作品... )。教会音楽で、近代音楽で、ロックに、ジャズに、全てをごちゃ混ぜにして、ミュージカルっぽく仕上げながら、ラヴ&ピースの時代の気分を反映して、新たな祭祀を創出するような、フェスっぽいような、奇天烈な作品!
悪魔悪魔悪魔と来てのミサなのだけれど、これも、ある意味、悪魔的?マリン・オルソップ率いるボルティモア交響楽団の演奏、ジュビランド・サイクス(バリトン)、モーガン州立大学合唱団らの歌で、バーンスタインの『ミサ』(NAXOS/8.559622)を聴く。

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イザベッラ・コルブラン、ロッシーニのミューズ、そして... [2009]

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2018年は、ロッシーニ・イヤー!室内楽曲や、ピアノ曲宗教音楽に、機会音楽と、ベルカント・オペラの巨匠を、いつもとは違う視点から見つめて来たのだけれど、ウーン、ロッシーニの全体像は、オペラだけでは語れないなと... 何しろ、ロッシーニ、76年という長い人生において、オペラを作曲していたのは、たった19年。オペラを作曲していなかった方が、ずっと長いわけで... それでいて、密度に差こそあれ、それぞれの時代に、オペラとは一味違う作品を、様々に残していて、とても興味深い。のだけれど、そろそろ、オペラを聴きたくなる!ということで、ロッシーニのアリア集... それも、後にロッシーニ夫人となる、プリマ・ドンナ、イザベッラ・コルブランをフィーチャーした、なかなか興味深いアルバム!そして、コルブランからロッシーニを見つめれば?
ということで、エドアルド・ミュラー指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、同合唱団の演奏とコーラスで、ジョイス・ディドナート(メッゾ・ソプラノ)が歌う、ロッシーニのアリア集、"Colbran, the Muse"(Virgin CLASSICS/6945790)を聴く。

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アメリカ発、ヴェリズモ・オペラ、『ポーギーとベス』の本気... [2009]

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8月に入ってからというもの、どういうわけか夏らしさは遠ざかり、まるで梅雨空が戻って来てしまったような、そんなもどかしい日々が続いておりました。が、夏らしさが戻って来た!やっぱり、日差しは欠かせないよ、暑いけど... ということで、音楽で夏を味わう!サマー・タイム... って、あんまりにもダイレクトか?いや、夏の歌ではないのだよね、サマー・タイム。夏になれば、暮らしは楽になる(漁に出ることができて、綿花の収穫が近付くから... )と歌うのだけれど、この歌が持つ独特の気だるさ、ブルース調に、夏を感じて... で、このスタンダードの名作を生み出したガーシュウンのオペラ『ポーギーとベス』を聴いてみようかなと...
ニコラウス・アーノンクールの指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏、ジョナサン・レマル(バス・バリトン)のポーギー、イザベル・カバトゥ(ソプラノ)のベスで、ガーシュウィンのオペラ『ポーギーとベス』(RCA RED SEAL/88697591762)を聴く。

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楽聖の弟子、リースによる、ドイツ・ロマン主義の青春の頃。 [2009]

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先日、ふらふら~っと散歩に出掛けて、新緑の瑞々しい緑に目が奪われてしまった。桜はすっかり終わってしまったけれど、何気に、桜に負けず目を楽しませてくれる新緑。まさに、新しい「緑」なわけだけれど、単にひとつの緑色ではない若葉の豊富なパレット!緑が濃くなる前の、淡さの中に見せる繊細な色を目にするにつけ、その多彩さに感心させられる。何より、綺麗!下手すると、花よりも綺麗かも?なんて思ってしまうほど...
さて、この新緑の季節にぴったりな音楽を聴いて行こうかなと考えております。ということで、ロマン主義がまだまだ新緑だった頃、ベートーヴェンの歌曲を聴いた前回に続いての、ベートーヴェンの弟子、フェルディナント・リース(1784-1838)。ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス率いる、ピリオド・オーケストラ、ケルナー・アカデミーの演奏で、リースの2つコンチェルトと2つの序曲(cpo/777 353-2)を聴く。

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メンデルスゾーン、200年の感動。 [2009]

イル・ジャルディーノ・アルモニコによるヘンデルの合奏協奏曲(L'OISEAU-lYRE/478 0319)に始まり、とにかく、突っ走って来た2009年+今月。新譜を追って、追いきれなくて、振り返って数えてみれば、ここまで110タイトル... いろいろな意味で、クラクラしてくる。当然、感慨もあるが、もう、いい加減にしたくもあり... 何となしに複雑な心境。しかし、そんな110タイトルは、おもしろかった!そして、2009年分の最後は、2009年を象徴する作曲家のひとりを取り上げてみようかと...
生誕200年、メンデルスゾーンのメモリアル。とうとう完結した、トーマス・ファイ率いる、ハイデルベルク交響楽団による、メンデルスゾーンの交響曲のシリーズ。第5弾、3番、「スコットランド」(hänssler/98.552)と、完結編、2番、「賛歌」(hänssler/98.577)を聴く。

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火を吹く、18世紀。 [2009]

21世紀となって10年目、"クラシック"のゼロ年代を振り返って、ふと思うこと... 18世紀のオペラがおもしろくなってきたなと。そこには、定番の19世紀のオペラにはない特殊性をクリアできる、新たなオペラ歌手たちの存在があって... 今となってはあり得ない、"カストラート"のパートをカヴァーする、カウンターテナーやコントラルト(女声に関しては、コントラルトばかりでないが... )たち。ジェンダーを超越してくる声の持ち主であり、何より、18世紀、伝説のスターたちが歌ったという、驚くべき超絶技巧の数々を、軽々と歌いこなす。そして、18世紀、オペラとは、こんなにも刺激的だったのか!?と、驚かせてくれる。
そんな存在... の中でも、さらなる逸材の2人... ヴィヴィカ・ジュノー(メッゾ・ソプラノ)が歌う、ヴィヴァルディのアリア集、"Pyrotechnics"(Virgin CLASSICS/6945730)。フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)が歌う、ヨハン・クリスティアン・バッハのアリア集、"La dolce Fiamma"(Virgin CLASSICS/6945640)。秋にリリースされた、2つのアルバムを聴く。で、驚かされる...

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リスレヴァンと一緒に... イタリアへ、スペインへ、 [2009]

1月も下旬... そろそろ、2009年分を、締めることを考えなくては...
が、聴きそびれているもの、書きそびれているもの、まだまだあって... ちょっと、頭を抱えてみる週末。ま、抱えるほどのことでもでないのだけれど、煮詰まる日曜。ならば、ここはひとつ、自分の好きなアーティストを取り上げてみる?ということで、古楽界の鬼才、ロルフ・リスレヴァン。ビウエラ、テオルボ、リュートに、ギターと、時代に即して、器用に撥弦楽器を弾き分けて。さらにはジャンルのボーダーラインを軽やかに越境してみせて、フレキシブルに、何よりナチュラルに音楽と向き合う希有なアーティスト。
そんなリスレヴァンが、昨秋、気になるアルバムを立て続けにリリース。リスレヴァン自身によるアンサンブルを率いての、彼ならではのフュージョン(?)的センスで、ルネサンスを響かせるアルバム、"DIMINUITO"(ECM NEW SERIES/476 3317)。リスレヴァンが、ギタリストとして招かれ、刺激的な演奏を繰り広げる、カルミナ四重奏団によるボッケリーニ、"Fandango"(SONY CLASICCAL/88697 46117 2)。この2つのアルバムを聴く。

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結んで、インスタンブール。 [2009]

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カンテミール?カンテミルオウル?
古楽の、それもヨーロッパから越境して、オリエントとつなぐ(ワールド・ミュージックに片足を突っ込んだ)、刺激的なアルバムで、時折、目にする名前... イラン出身のタバシャン兄弟による異色の古楽アンサンブル、コンスタンティノープルのアルバム、"CARREFOUR de la MÉDITERRANÉE"(ATMA/ACD 22316)。ピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ケルンが、半身オリエンタル(?)な古楽アンサンブル、サルバンドとコラボレーションした第2弾、"THE WALTZ - ECSTASY AND MYSTICISM"(ARCHIV/477 5420)。サヴァールが、中近東の音楽家たちを招き、西から東へ、音楽で旅をする"ORIENT - OCCIDENT 1200 - 1700"(ALIA VOX/AV 9848)。その、オリエントの側、トルコの音楽家として登場する、カンテミール?カンテミルオウル?これまで、あまり意識して聴くことはなかったのだけれど(ということで、てっきりトルコの人だとばかり... )、サヴァールが、この音楽家をフィーチャーするというから、俄然、興味を持ってしまう。
一体、この人は、どういう人なの?というあたりから聴く、サヴァールと、彼が率いる古楽アンサンブル、エスペリオンXXIの最新盤、"ISTANBUL - DIMITRIE CANTEMIR"。

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雅やかなる歌... [2009]

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合唱界の巨匠、フリーダー・ベルニウスと、彼が創設したシュトゥットガルト室内合唱団。
高機能精密室内合唱の国、ドイツにあって、さらに凄いハイテク集団。そんなハイテク感で歌われる幅広いレパートリーは、"ピリオド"にもきっちり対応し、現代作品も難なくこなす... その器用さが、たまらなく魅力的。地味ながらもCarusからリリースされるアルバムは、いつも気になってしまう。が、ここのところは、メンデルスゾーン・シフト(昨年のメンデルスゾーンのメモリアルに向けてのプロジェクト... )で、もっとダイレクトに、彼らのハーモニーを味わいたい欲求に駆られていたのだが...
そこにリリースされたアルバム、"Hohes Lied(雅歌)"(Carus/83.222)。ダニエル・ルシュールの作品をタイトルに、合唱界の伝説、ゴットヴァルトによる編曲(シューマン、ラヴェル、ドビュッシー)、さらにはファッシュ(息子)の作品まで... 盛りだくさんな、ベルニウス+シュトゥットガルト室内合唱団のアルバムを聴く。

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時代を振り返り、また先へと進み... [2009]

幻想交響曲ケクランメシアンと、フランスものが続いたので、次はロシア...
というわけでもないのだけれど、昨年、秋から冬に掛けて、NAXOSからリリースされ、気になっていた、タニェエフとショスタコーヴィチのアルバムを手に取る。
NAXOSのタニェエフ担当?トーマス・ザンデルリングが指揮する、タニェエフのカンタータ『ダマスコの聖イオアン』(NAXOS/8.570527)。ロシアからの新たな逸材、ヴァシリー・ペトレンコと、彼が率いるロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団による、ショスタコーヴィチの交響曲のツィクルス、第2弾、5番、「革命」と、9番(NAXOS/8.572167)。重箱の隅をつつくのに余念の無いNAXOSならではのタニェエフ... そのNAXOSが大きな期待を掛ける新星、ヴァシリーによる、ショスタコーヴィチの第2弾... 楽しみにしながらも、聴きそびれていた2タイトルを聴く。

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