So-net無料ブログ作成

展覧会を巡る、一年を振り返る、そんな『展覧会の絵』で... [2014]

ZZT343.jpg
恐ろしいくらいに澄み切った空を見上げると、冬を強く感じさせられる。他の季節にはない、独特な緊張感というか、混じりけのない青一色の空の、どこか無機質にも感じられる超然とした広がりは、抽象表現主義の絵画と対峙した時のような、何とも言えない心地にさせられる。もちろん、寒いのはたまらないのだけれど、張りつめた冬の空気感は嫌いじゃない。なんて言いながら、秋に話しを戻してしまして... 「芸術の秋」ということで、クレーボッテイチェッリロスコベックリンと、クラシックの中の美術を探って来たこの秋。季節はすでに冬となりましたが、その締め括りに、音楽により展覧会を再現するという決定版、『展覧会の絵』を聴いてみようかなと...
ジョス・ファン・インマゼール率いる、ピリオド・オーケストラ、アニマ・エテルナの、ムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』(Zig-Zag Territoires/ZZT 343)を聴く。

続きを読む...


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ソヴィエトの青春の輝き、ショスタコーヴィチ、4番の交響曲。 [2014]

8573188.jpg
さて、もういくつも寝ていられずに、お正月... 2015年が目前に迫って来ております!
ともなれば、ニュースには今年を振り返る映像が流れて来て... こんなにもいろいろなことがあった?!と、変に驚かされてしまう、2014年。いや、いろいろなことがあり過ぎて、年初の頃なんて思い出せないくらい遠くに感じられる。真央ちゃんのラフマニノフ、エイト・トリプルで感動したのは4年くらい前に思えるし、「佐村河内」は20世紀の作曲家だったような気さえして来る。良いことも、悪いことも、てんこ盛りだっただけに、それらが一年の内の出来事だったとは考えられないような、奇妙な心地させられる。でもって、残り1週間を切ってもなお、2014年の疾走は止まる気配が無く、世界は騒然としたまま新たな年を迎えようとしている。そんな状態を見渡すと、ちょっと恐ろしくもなる。まったく、何て一年なんだ!そして、来年はどんなことになってしまうのか?
という、何とも言えない緊張感の中、超ド級の交響曲を聴いて、一年の垢を流してしまうかなと... ヴァシリー・ペトレンコ率いる、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のショスタコーヴィチのシリーズ、第9弾、4番の交響曲(NAXOS/8.573188)を聴く。

続きを読む...


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

シュトルム・ウント・ドランク! [2014]

Alpha670.jpg
さて、キリスト教世界では、カーニヴァルを終えると四旬節を迎えます。非キリスト教徒からすると、何ですか?それ... となるのだけれど、音楽史をつぶさに見つめれば、何かと遭遇するキーワードだったり... 例えば、四旬節に入り、オペラが上演できなくなる。とか、四旬節のためのオラトリオを作曲する。とか... 復活祭の前の46日間を指す四旬節は、キリストの"復活"の前にあたり、キリストの"受難"に思いを寄せ、節制し、悔い改める期間。ま、今では、そう厳密なものではないわけだけれど、かつては、華美な音楽は控えられ、音楽は宗教的なものに限られていた(バッハがいたライプツィヒでは、教会カンタータも取りやめになっていたのだとか... )。で、本日から、その四旬節。当blogも"受難"モード?かつての音楽シーンを追体験してみようかなと...
ジョヴァンニ・アントニーニ率いる、イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏で、キリストの"受難"を籠めた交響曲と考えられる、ハイドンの49番の交響曲、「受難」を中心に、シュトルム・ウント・ドランクの芸術運動に迫るアルバム(Alpha/Alpha 670)を聴く。

続きを読む...


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

対位法の歩みを辿る、ルネサンスから、モーツァルトへ... [2014]

A373.jpg
やはり、短慮はいけませんね。一夜で、215兆円、吹っ飛ぶなんてこともあるわけです(えーっと、請求書はイギリスに回せばいいのかしら?)。で、短慮の源を見つめる動きがあるわけだけれど、浮かび上がるのは、政治家たちの権力闘争の浅はかさ... 自らの責任を、EUに押しつけた無責任さ... グレイトどころか、やがてリトルとなるだろうブリテン、いや、イングランドの首相を、誰が務めるのか、見モノ。しかし、良い勉強になりました。どれだけ広い視野を持てるか、世界は複雑だという現実を前に、冷静に対応できるかが、21世紀を生き抜く鍵... 一方で、政治家たちの無責任の付けが、21世紀をますます混沌としたものにしている。Brexitのみならず、トランプ現象も、オリンピックを控えるブラジルの惨憺たる状況も、旧来の政治家たちの無責任に端を発しているわけで... いや、だからこそ、我々は、真剣に政治家を選ばねばならないのだと思う。明日は我が身ですよ!
ということで、短慮の正反対?深慮極まる音楽を聴いてみようかなと... ヨーロッパの音楽の晦渋な一面とも言える対位法について、ルネサンスに遡り、モーツァルトに至るまでを、弦楽四重奏で辿る1枚。エンリコ・ガッティ率いるアンサンブル・アウロラの演奏で、"ON THE SHOULDERS OF GIANTS"(ARCANA/A 373)。いや、何と言う深さ!伝統の厚みたるや!

続きを読む...


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ロシア音楽の豊かさから生み出される『春の祭典』の衝撃。 [2014]

ASM15.jpg
さて、12月になりました。2016年も、終わりが見えて来ましたよ。
いつもだったら、もう師走!となるところだけれど、今年は、やっと辿り着いた感じ。それだけ、いろいろなことがあり過ぎたということなのでしょう。あり過ぎた分、今年の初めが、どんなだったか、全然、思い出せない... というより、それは3年くらい前に感じてしまうほど... いや、こういうのが、過渡期、時代が動いている証なのかもしれません。20世紀の惰性でここまで何とか転がり続けて来たものの、新たな動力を見出さなくては前へと進まなくなりつつあるのが今の世界か... 推進力を失いつつある中で、錯綜する人々の姿は、世紀末っぽい。いや、21世紀も16年が経とうしているのだけれど... それは、これまで、21世紀独自の動力を模索して来なかったツケでもあるように感じる。一方で、真の21世紀の開始は目前にも思えて来る。
なんてことを考えてしまうのは、バロックから古典主義への過渡期を巡って来たからか。いや、歴史から学ぶことは大きいのです。で、新しい時代へ... 気分を変えて、20世紀へとジャンプ!鬼才、フランソワ・グザヴィエ・ロト率いる、ピリオド・オーケストラ、レ・シエクルの演奏で、ストラヴィンスキーのバレエ『春の祭典』(MUSICALES ACTES SUD/ASM 15)を聴く。

続きを読む...


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽