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私的な日記。 [2010]

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アレクサンドル・タローが、Virgin CLASSICSに?!
そのニュースを聞いた時は、とにかく驚いた。我が道をゆき、じわりじわり注目を集めてきたタロー... その「我が道」を極めて生み出す独特さこそ、タローの芸術。しかし、メジャー・レーベル(Virgin CLASSICSは、また趣きを変えるわけだけれど... )に移って、我が道を歩めるのだろうか?と、多少、心配にもなる。また、Virgin CLASSICSからの第1弾が、メモリアルに合わせてのショパンのアルバムとなれば、ますます...
が、そんなメジャー・レーベル的、いかにもなデビューを、楽しんでいる?我が道をストイックに突き詰めてのこれまでとは一味違うタローがそこに... 少しアバウトに構えて、余裕を見せるのか、遊びすらあるようにも思えるタローの最新盤。ショパンの生誕200年のメモリアルを飾るアルバム、"Journal Intime(私的な日記)"(Virgin CLASSICS/6855652)を聴いてみる。

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スロー・ライフ、スロー・ミュージック。 [2010]

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ボリビア、チキトス地方... 世界遺産に指定されている、コンセプシオン伝道所の地下室から、偶然、発見された、膨大なバロック期の手稿譜。それを復元し、イギリスのピリオド・アンサンブル、フロリレジウムが中心となって演奏、録音するプロジェクト、"Bolivian Baroque"のシリーズ。2005年のvol.1(Channel Classics/CCS SA 22105)、2006年のvol.2(Channel Classics/CCS SA 24806)に続く、久々のリリースとなったvol.3(Channel Classics/CCSSA 28009)。久々だったからか、より魅力的に聴こえるようで... 何とも言えない素朴でやわらかなハッピー感に包まれて、春めく今の季節にぴったりのサウンド(とはいえ、今日は寒い... )。なのだけれど、ヨーロッパのバロックにはない、この幸福感って、何?!と、vol.3にして、俄然、興味を掻き立てられる"Bolivian Baroque"のシリーズ。その最新盤を聴く。

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現代っ子、現代に見る夢。 [2010]

21世紀、もはや、現代音楽は、「難解」という安易なイメージでは括れない。
20世紀後半、現代音楽にアンビエントなサウンドを持ち込んだ作曲家たち(ペルト、タヴナー、グレツキ、ヴァスクス、シルヴェストロフ、などなど... )、現代音楽界にとっては異端であったろう彼らが、今や巨匠に... 「前衛」という名のエリート主義が管を巻いて、煮詰まってしまった西洋音楽史に対する反動、現代音楽の枠を越えて一世を風靡したミニマル・ミュージックも、今や「ポスト」ミニマルという段階に...
となると、「難解」ばかりでない現代音楽。ソフトで、ライトなサウンドは、増えているように感じる。というより、そういうソフトで、ライトな現代音楽が、「あり」な21世紀。時代は大きく動いたのだなと、感慨も... 一方で、あまりに「難解」ではない現代音楽には、調子が狂うようなところもあったり。ソフトで、ライトな、聴き易い現代音楽は、大いに歓迎したいところだが、あまりにソフトで、ライトだと、拍子抜けしてしまう?というのは、20世紀を引き摺っている聴き手に問題があるのか?いろいろ、考えるところもあるのだが... どちらにしろ、「難解」でない... は、現代音楽の最新モードとなりつつある気配。そんなモードを担う?2人の作曲家... フランスのギョーム・コネソン(b.1970)による『コスミック・トリロジー』(CHANDOS/CHSA 5076)と、イギリスのグレアム・フィトキン(b.1963)によるサーキット(BIS/BIS-SACD-1517)を聴く。

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爪弾いて、ミクロコスモス。 [2010]

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クラシックにおいて、ハープとはどんな楽器だろう?
誰もが知る楽器。ハープといえば... と問われれば、すぐにそのイメージが思い浮かぶ楽器。でありながらも、ハープときっちり向き合う... なんてことはそうない。しっかりと植え付けられたステレオタイプ(女性奏者が楚々としつつも優雅にポロポロと奏でるフェミニンなイメージ?)と、オーケストラの隅に置かれた薄めの存在感... 振り返ってみれば、知っているのは名前だけ。かもしれない。
そんな、あまり馴染がなく、かつ、しっかりとステレオタイプに浸かり切ったところから聴くハープという楽器には、驚かされるばかり。メストレのドビュッシー(RCA/88697222492)、シャトロンのヴェルサイユ(ambroisie/AM 179)。これまで聴いてきたハープのアルバムは、ステレオタイプをさらりと越えて、新鮮な音楽体験をもたらしてくれた(若干、ヤミツキ)。そして、さらなるものを求めて... ピリオド界におけるハープの巨匠、マラ・ガラッシ、久々のアルバム、ヘンデルの音楽をフィーチャーした"MICROCOSM CONCERTO"(GLOSSA/GCD 921303)を聴く。

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20世紀レクイエム。 [2010]

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ヴァイル、ヒンデミット、ストラヴィンスキー、ミヨー...
20世紀前半、モードとは一線を画して、多少、灰汁の強さもあって、個性を際立たせた作曲家たちの、メッセージ性の強い作品を並べたフラマン放送合唱団の新しいアルバム(GLOSSA/GCDSA 922207)は、かなりエッジの利いた1枚。ポール・ヒリアーを指揮者に招いたというあたりも、気になるところ。なのだが、まず目に入るのは、そのアートワークス。作品が作曲された頃、1920年代、1930年代の、エッジーな気分を取り込んだデザインは、クール!ジャケットはもちろん、ジャケットを開いた内側も、ディスクの盤面も、バウハウスのスタイルを思わせる。が、下地は古い書類の裏面なのか、黄ばみを見せ、凝った仕上がり。ディスクに籠められた音楽を、巧みにヴィジュアルとして秀逸。ディスクをプレーヤーに掛ける前から、ちょっとただならない。
で、そんなアルバムの中身は?

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ブリティッシュ・テイストで... [2010]

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春、初めてのかっこうを聞いて。春の交響曲。
ぼんやりとだが、イギリスの音楽というのは、春めくようなサウンドが多いように感じる。いや、タイトルに「春」という文字が無かったとしても、何となく春っぽい。そんな風に感じる?ような...
なんて、ふと思ったのは、ジェイムズ・ジャッドを指揮者に迎えての、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるヴォーン・ウィリアムズのアルバム(NAXOS/8.572304)を聴いて。アシュリー・ウェイスの弾くピアノ協奏曲に、イギリス民謡組曲など、キャッチーで、明るく、ヴィヴィットなサウンドを集めて、今の、春めく気分に、ぴたりとはまる?桜は咲き始め、桜だけでなく、あちらこちらで春の空気を感じる今日この頃(とはいえ、ガツンと寒も戻って来たりするのだけれど... )。シンプルに、ポジティヴなサウンドを浴びて、元気になりたい。というのは、季節の変わり目、巧く乗り越えられなかったか、体調を崩し気味でして...

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Fascinating GERSHWIN ! [2010]

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まるで、人生の疲れを隠すが如く、サングラス。
そのあたり、何気に怪しげでして... 詐欺師か、探偵か、コートダジュールあたりを舞台に、多少ユルめのサスペンス?渋めのメロドラマ?が展開する、フランス映画... 相手役にはカトリーヌ・ドヌーヴあたり... なんて雰囲気のジャケットが、どうも微妙なジャン・イヴ・ティボーデ、久々のアルバム。ピアノ界切ってのミスター・エレガンス... のはずが、このヤサグレ観は一体?!と、ちょっと衝撃的。彼も年を取ったということか?
で、そんなジャン・イヴが弾くのは、ガーシュウィン。それも、ジャズ・バンド・ヴァージョンでのラプソディー・イン・ブルー(DECCA/478 2189)。そして、相手役にはマリン・オルソップと、彼女が率いるボルティモア交響楽団という、生粋のアメリカン・チーム。フランスが誇るミスター(ムッシュー)・エレガンスと、ビッグバンドも創設してしまったキャリアも持つオルソップ。この組合せによるガーシュウィンとは、どんなものに仕上がるのだろうか?と、かなり気になる1枚。

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ベートーヴェン。 [2010]

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HMVのサイトで、クラシックにおける意識調査?みたいなのをやっていて... 興味津々。
で、いろいろな質問事項について、あれこれ考える。が、あれこれ考え過ぎて、結局、回答せずに終わる。
クラシック、好きです!いつも聴いています!とは言え、いざ自身にとっての「クラシック」とは?と、向き合ってみれば、妙に考え込んでしまったり(そこまでするほど大仰な質問事項でも無かったわけだが... )。理屈っぽいクラシック... けど、理屈抜きで聴いているクラシック。自身の考えのまとまらないあたりに、足下を掬われるような思いがして。普段、あまりに何気なく聴き過ぎているのだろうか?クラシック...
が、好きな作曲家は?に関しては、すぐに答えが出る。
ベートーヴェン。
妙なものばかり聴いてきての、あまりに捻りのない答えに、自身でも拍子抜けしそうなのだが、やっぱりベートーヴェン。というわけで(もないのだが... )、久々に聴く、ベートーヴェン。ティル・フェルナーの弾く、ピアノ協奏曲、4番と、5番、「皇帝」(ECM NEW SERIES/476 3315)。は、興味津々の1枚でして...

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明日も元気であるために、パワー・ミュージック! [2010]

桜が散って、雪になって... 春なんだか、冬なんだか...
天気ばかりでなく、何かこう、いろいろな場面でスッキリできない日々を送る。そんな時に聴く、ベートーヴェン。1楽章でリフレッシュして、緩叙楽章で癒されて、終楽章でテンション上げて... 音楽がもたらす高揚感やら何やらで、スッキリできない日常を忘れてみる。ならば、また明日も迎えられるか?なんて、自身のベートーヴェン浸けの今日この頃を振り返ると、実は、中毒?とも思ったり。よく音楽から元気をもらう... なんてことがあるけれど、この頃は、音楽の中毒性について、ちらりと考えてみたり。ある種の麻薬的効果って、あるよなぁ。
そんな、麻薬的ベートーヴェン...
イタリア・ピリオド界切っての革命児、ジョヴァンニ・アントニーニと、バーゼル室内管弦楽団によるベートーヴェンのツィクルス、第3弾、5番、「運命」と、6番、「田園」の交響曲(SONY CLASSICAL/88697648162)。兄ばかりでない、弟もじわりじわりと存在感を示しつつあるヤルヴィ家の次男、クリスチャンと、彼が率いた、トーンキュンストラー管弦楽団によるマーラー版の第九(PREISER RECORDS/PRCD 90773)を聴く。

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メランコリーが効いてきて... [2010]

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寒い、寒くない、寒い、寒くない、寒い、寒い...
春は訪れてくれるのか、くれないのかを占う。いや、桜が終わって、春に待たされるという、予想外の事態に、調子が狂う。で、調子が狂って、まさに風邪の前兆... こう焦らされると、いい加減にしてくれ!なんても言いたくなる。4月も下旬、それとも春に嫌われてしまったのだろうか?当たり前のように訪れていたものに、つれなくされて、何かこう、気分は重くなる。そんな4月に、ロシアのロマンティックなピアノを聴くのは、気鬱症を加速させるか?いや、こんな4月だからこそ、ロシアのメランコリーは、たまらないものがある。
フランスのピアニスト、ジョナタン・ベニシューが弾く、スクリャービン(SISYPHE/SISYPHE 015)... 3番、5番、10番のピアノ・ソナタに、練習曲を挿んで、神秘主義に魅入られる以前の、甘くメランコリックなサウンドと、神秘主義に彩られたサウンド、センス良く並べて、夢見るようなスクリャービン・ワールドを響かせる... そんな1枚を聴く。

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