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ブラヴーラな時代の、ブラヴーラな面々... [2008]

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ブラヴーラ... 技巧的に非常に難しい事、またはそれを克服すること...
何となく耳にしていた単語の、きちんとした意味を知ると、感じ方が少し変わってくるのかも。ということで、聴いてみる、ブラヴーラの時代(18世紀後半... )の、ブラヴーラを惜しみなく盛り付けた面々(古典派の頃のオペラの最盛期を担った作曲家たち... )による、ブラヴーラなアリアの数々。サリエリ(モーツァルトよりも6つ年上、『アマデウス』で知られる通りの、彼のライバル... )、リギーニ(モーツァルトとは同い年、サリエリと同じイタリアの出身、ウィーンを中心に歌手として、作曲家として活躍。後にベルリンへと移る... )、そして、お馴染みモーツァルト、というウィーンの古典主義を彩った3人による、アクロバティックにして華麗なるコロラトゥーラ三昧!
近頃、評判のソプラノ。ということで、あちらこちらで目にするその名前... ディアナ・ダムラウの、Virgin CLASSICSからの第一弾アルバム。フランス・ピリオド界の新世代、ジェレミー・ローレル率いる、若き才能を結集した新たなピリオド・オーケストラ、ル・セルクル・ドゥ・ラルモニの演奏で、ブラヴーラに歌う、"ARIE DI BRAVURA"(Virgin CLASSICS/395250 2)を聴く。

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フレンチ・タッチ、イタリア・オペラ、シフト・チェンジの行方... [2008]

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デセイが、とうとうイタリア・オペラへ進出中!
ナタリー・デセイ、フランスを代表するプリマであり、世界的な人気を集めるコロラトゥーラ・ソプラノ... だが、彼女のレパートリーは、その人気に反して、どちらかと言えば、不人気なレパートリーを主軸にして来た。まず、フランス語のオペラ(『ルチア... 』ですら、フランス語版の『リュシー... 』を歌っていたり... )。そして、ピリオドでの大活躍(もちろん、これらを「不人気」と言ってしまうのは、随分と乱暴な言い方なのだけれど... )。ある意味、「プリマドンナ」という言葉を見事に裏切り続けて来た。しかしながら、オペラにおけるステレオタイプを向こうに回して、その時期、その時期、自身に最もフィットするレパートリーを丁寧に選んできた彼女の姿は、プリマの本来あるべき姿だとも思う。そんなナタリーが、とうとうオペラの本流、イタリア・オペラへと踏み込む。
ナタリーの盟友、エヴェリーノ・ピドの指揮、ドイツのピリオド・オーケストラの雄、コンチェルト・ケルンの演奏(いやぁ、随分と思い切ったオーケストラを選ぶよなぁ... )で、ナタリー・デセイが歌うイタリア・オペラ・アリア集(Virgin CLASSICS/514365 2)を聴く。

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Opening Doors, Open Sesame ! [2008]

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今、最も注目したいマエストロの一人、トマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内管の、BISによる注目のシリーズ"Opening Doors"。3作目は、1作目に続いてのシューマン(BIS/BIS-SACD-1569)。
モダン楽器+ピリオド楽器のハイブリット・スタイルで、ベーレンライター版が、まだ劇薬のように扱われていた頃... から、ベートーヴェンのシリーズ(SIMAX)をスタートさせ、大いに注目された(が、シリーズはまだ継続中?)彼らが、さらに歩みを進め、ロマン派の名作に新たな扉を開こうという、チャレンジングなシリーズが、この"Opening Doors"。前作の「新世界」(BIS/BIS-SACD-1566)が、目から鱗の... いや、まさに、扉をおもいっきり開け放ってくれただけに、期待は募るわけだが、三作目もまた、扉はおもいっきり...

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ワールド... ワールドワイド... レクイエム... [2008]

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ワーナーが、サカリ・オラモ率いるバーミンガム市響の演奏で、フォウルズを録音。これまで、2つのアルバム(vol.1 : 2564 61525-2/vol.2 : 2564 62999-2)をリリース... そんなあたりから、新たに知ったイギリス近代の異才。独特なセンス、魅力的なサウンドに、色めき立ってしまったのだが、なかなか次がリリースされることはなく... メジャー・レーベル(今じゃ、メジャー/マイナーの枠組み自体、意味を持たないのだけれど... )からのリリース、話題を呼んだ2つのアルバムだっただけに、これが呼び水となって、ブーム?を期待してみたものの... なかなか、難しいのかなと。そうして、しばらくしているところに、シャンドスから『ワールド・レクイエム』(CHANDOS/CHSA 5058)がリリースされ、再び色めき立ってしまう!

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"The Bach Dynasty" [2008]

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"The Bach Dynasty"(Ambroisie/AM 125)である。凄いタイトル...
だが、その頃は、ダイナスティな音楽一家が、あちらこちらのダイナスティに仕え、活躍し... クープラン家や、フィリドール家、シュターミツ家、といったあたりならば、時折、耳にする。が、忘れてならないのが、音楽史上、最も輝く"The Bach Dynasty"、バッハ朝だ。そんな、バッハ朝の音楽(ヨハン・セヴァスティアン/ヴィルヘルム・フリーデマン/カール・フィリップ・エマヌエル)、それぞれのコンチェルトを、ルセ率いるレ・タラン・リリクが一枚のアルバムに。

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踊らされた?サルタレッロ... 踊りきれて? [2008]

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ハイドンの交響曲のシリーズで、じわりじわりブレイク中... 昨年は、ひっそりと、武蔵野市民文化会館で日本デビュー... という、ファイ率いるハイデルベルク交響楽団の、メンデルスゾーンの交響曲のシリーズ、第二弾(hänssler/98.281)。第一弾がリリースされてから、1年以上が経ち、ハイドンの方は、着々とリリースが重ねられているのに、メンデルスゾーンの方はどうなってしまったのか?と、心配していたところに、メンデルスゾーンの看板、「イタリア」の登場!期待せずにはいられない... のだが...

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遠い遠い世界の、遥かなる旅... [2008]

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サヴァールによる、"ドン・キホーテ"(Alia Vox/AVSA 9843)、"コロンブス"(Alia Vox/AVSA 9850)に続いての、豪華、ブック型シリーズ、第三弾は、"ザビエル"。イベリア半島を彷徨い(ドン・キホーテ)、大西洋を渡った(コロンブス)サヴァール一行が、とうとう日本へと到る(ザビエル)わけで、大いに興味をかきたてられる。異文化への関心を強く示すスペイン古楽界、その巨匠が手掛ける、日本までの道程、かつての音とは、どのように響くのだろう?"クラシック"の、ステレオタイプにしがみついていては、けして見えてこない世界を期待して、開く、サヴァールによる音の本、『フランシスコ・ザビエル―東洋への道』(Alia Vox/AVSA 9856)。

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自由へのメルティング・ポイント。ヴィルヘルム・フリーデマンの場合... [2008]

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フォルテピアノが奏でる、ふわふわっと、宙に浮いているような、そんな音の連なり... そんな、連なりを追っていると、宇宙遊泳でもしているような、そんな気分になる。NAXOSが新たにスタートさせる、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-84)のシリーズ、第一弾に収録された、12のポロネーズ(NAXOS/8.557966)を聴いていると、いつものクラシックとは違う感触が、わずかにあるようで、おもしろく。
また、そこに、戸惑いもあるような... ないような...

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トビアに、目を見開かされて... [2008]

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ハイドン、最晩年の傑作、二大オラトリオが誕生する四半世紀前に書かれていた、もう一つのオラトリオ、『トビアの帰還』(NAXOS/8.570300)。あの、『天地創造』、『四季』の他(『十字架上のキリストの最後の七つの言葉』も、もちろんあるが... )に、オラトリオが?と、驚きつつ、聴いてみれば、さらに驚かされる、すばらしいアリア、合唱曲の数々... また、アンドレアス・シュペリング率いるカペラ・アウグスティーナ(ピリオド・オーケストラ)、ヴォーカル・アンサンブル・ケルン(コーラス)がすばらしく、インヴェルニッツィ(ソプラノ)ら、ソリスト陣もすばらしく... で、NAXOSである。3枚組にして、このプライス... は、ある意味、奇跡だ。

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競演、ハンガリー風に... [2008]

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ヴァイオリンのための協奏曲の、傑作であるブラームスのヴァイオリン協奏曲。この協奏曲が誕生する過程には、ハンガリーが生んだ偉大なヴィルトゥオーゾ、その時代を代表するヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1830-1907)の大きな存在が... ブラームスとヨアヒム、二人の音楽家の友情が紡ぎ出した、コラヴォレーションとも... ヨアヒムのヴァイオリン、ブラームスの指揮で、初演され... 作品はヨアヒムに献呈され...
そういう話しは、これまで、なんとなく聞かされてきたわけだが、テツラフ(ヴァイオリン)によるアルバム(Virgin CLASSICS/502109 2)には、ブラームスのみならず、そのヨアヒムのヴァイオリン協奏曲までが取り上げられていて、まさに21世紀流のチョイス... 音楽史を代表する作曲家と、時代を代表するヴァイオリニスト。さらには、二人のヴァイオリン協奏曲が、ともにハンガリー風。となると、これは、なかなか興味深く...
さて、ブラームスは、すでにいろいろ聴いているわけでして、気になるのは、2曲目、ヨアヒムの2番のヴァイオリン協奏曲「ハンガリー風に」。

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