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非難解現代音楽。デモイィンジャナィ。 [selection]

「難解」な現代音楽。けど、「難解」でない現代音楽。
コネソン、フィトキンの新しいアルバムを聴いて、いろいろ考える。考えてしまう。そもそも現代音楽って何?とも思う。クラシックというジャンルの、ひとつのカテゴリーとしての現代音楽... しかし、クラシック=古典の中の現代とは、妙なパラドックスを抱えているわけで... さらに、クラシックと現代音楽の間には壁がある。連綿と続く西洋音楽史の連なりをクラシックとするならば、その延長線上に広がるのが現代音楽。のはずだけれど、どうも今の世の中、物事を単純に捉えたがる傾向があってか、クラシック、現代音楽の間には壁が作られてしまう。で、壁を境に「難解」であるか、ないか、という分かり易い構図が描かれがち。ならば、「難解」でない現代音楽というのは、いったい何者なのだろう?

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タグ:現代

禅、と、クラシック。 [selection]

何気に見つけたニュースが気になった。島原のお寺で、禅とクラシックのコラヴォレーション?!
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【6月6日 龍~なが 長崎新聞ホームページ】 座禅を組みながらクラシック音楽を楽しむ「禅と弦」が4日夜、南島原市口之津町の玉峰寺(中村知見住職)本堂であった。市民約200人が、薄暗い本堂で座禅を組んで心を落ち着かせながら、一流の演奏に聞き入った。
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驚きの組合せ!のようでいて、少し引いて「禅」と「クラシック」を見つめると、かなりありかも... と、思わせる両者の性格。一概には言えないものの、見つめるもののストイックさでは、共通する感覚があるのかもしれない。そして、そんな組合せに、刺激的なものを感じてしまう。クラシックのコンサートというものには、儀式めいた感覚が漂う。ある意味、それは「カルト」なのかもしれない。そこに、座禅で聴くクラシック。ともなれば、より、何か、深い境地に達せそうな... 音楽的にも、精神的にも... ちょっと、体験してみたくなる。

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見上げてごらん、夜の、星々を... [selection]

夏至から七夕に掛けて、ライトダウン・キャンペーンというのをやっているのだとか... もちろん、CO2削減という大きな目標があってのことだけれど、電気を消して、夜空を見ようというのは、悪くない。そうした中、6月26日には部分月食(雲に覆われてしまって、見られなかったけど... )もあったり。また、小惑星探査機、はやぶさが帰還して、さらには小惑星イトカワの気体を採取したというニュースがあったり。小型ソーラー電力セイル実証機、IKAROSが、順調に宇宙空間をセイリングているというニュースもあった。タイムリーにも、宇宙関連の話題が多め?な、今日この頃。ならば、当blogも宇宙週間?
ということで、音楽に宇宙を見出したならば?と、ふと思う。振り返ってみれば、クラシックと宇宙は、意外と親密?ランドール教授グリーン教授による、宇宙に因む作品にも触れたばかり...
ということで、星空の音楽をセレクション(いや、ほとんど、思い付きなのだけれど... )。

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車はあくまでも... [selection]

梅雨が明けたら夏!って、当たり前の話しなのだけれど、暑い... こうも変わるか?ってくらい、梅雨空はどっかに行ってしまって。そうなってしまうと、雨雲も何だか恋しいような。
という3連休、東北道を北上する。夏休みへの序奏として、連休を楽しむ!だったらいいのだけれど、法事。ってなあたりが、若干、シケてはいるのだけれど、夏空の下、高速を疾走すれば、気分はヴァカンス。で、そんなドライヴに音楽を... ということで、どのCDを聴こうかと、出発前に変に迷ってしまう。聴きたい音楽と、ドライヴの音楽は違うのかも?と、ふと思い。そもそも、クラシックとドライヴって、どうなのだろう?なんて、考えてしまう。ま、相変わらず、どうでもいいようなことを考えているのだけれど、改めて見つめてみるとおもしろいのかも。そして、みんなは、クラシック・ファンは、どんな音楽を聴くのだろう?

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13日の金曜日で、音楽... [selection]

うろ覚えなのだけれど... 西村朗氏が、NHK-FM、『現代の音楽』のパーソナリティを務めていた頃、ハープの篠崎史子氏がゲストとしてやって来た回。佐藤聰明氏(だったと思うのだけれど... )によるハープのためのナントカという曲を演奏すると、必ず怪異が起こる。みたいな話しを、ちらりとしていて。怖いもの見たさ... というか、怖いもの聴きたさ?で、ちょっと、そんな作品、体験してみたいなと思ったので、覚えているのだけれど。それにしても、幽霊を引き寄せる音楽(?)というのも、あるもんなんですねぇ(稲川順二師風に... )。
ということで、シーズン・オフだし、夏休みだし。クラシックをいつもと違う視点から見つめてみれば、どんな感じになるだろうか?と、「怪奇」視点でクラシックを見つめてみる。
てか、また無謀な...

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怪奇劇場。 [selection]

夏は怪談... というのも、あまりにワンパターンではあるのだけれど、やっぱりこの時期、目に入ってくる風物詩... NHKなどはかなり気合が入っていて、古典文豪、リアルな恐い話しまで、いろいろあって、楽しませてくれる。が、怪談から最も遠いと思われるNHKが怪談尽くしというあたりが、現代の怪談?それにしても、改めて「怪談」と向き合ってみると、おもしろいなぁ~ と、つくづく思う。で、怪談の魅力というのは、恐い恐い... ではなく、その不条理さにあるような気がする。道理に合わない、日常を逸脱する展開に、想像力を刺激されて。恐い恐い... というよりも、クリエイティヴィティに感心させられてしまう?なんてのは、あまり一般的なリアクションではないけれど。
ということで、8月13日の金曜日に続いての、怪奇セレクション。前回は避けた、怪奇なオペラに迫ってみようかなと。不条理劇としての怪奇譚なオペラいろいろ...

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タグ:オペラ

アンビエント・クラシカル・ミュージック。による、ヒーリング。 [selection]

体調を崩す... とうとう夏バテが形となったか。そんな感じ。
台風が通り過ぎて、酷暑も過ぎ、以前よりも過ごし易くなった分、気が緩んだのだろうか?体調を崩しながらも、ほっと一息。で、夏バテという状況に、妙に納得しているようなところもあったり。あれだけ暑かったんだもの... とはいえ、間違いなくパワー・ダウン。で、夏バテは耳にも来ているようで、どうも音楽を聴くのが億劫に。そんな時に聴く音楽... 耳にやさしい、アンビエントなサウンドを求めて、ア・カペラのコーラスが歌うアルバムを、いろいろ引っ張り出して、何となく流してみる。聴くでもなく、聴かないでもなく。そんなたゆたう感覚が、夏バテの耳には心地良く...
ということで、夏バテに効く... いや、夏バテに「聴く」音楽、アンビエントなア・カペラを。どうでしょう。アンビエント・クラシック?そんなセレクション。

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南から、北から... ロンドンを歩く。 [selection]

10月に入り、すっかり秋めいて、あの酷暑も、どこかで遠い記憶に... でもないか?けど、間違いなく時計の針は先へと進む。2011年は、もうすぐそこだ。なんて言うと、先走り過ぎのようにも思われそうだけれど、師走は走って来る。そして、走り去ってゆく... なんて思いを強くさせられたのは、グラモフォン・アウォードの発表。今年も総括されようとしているわけだ。何とも、感慨...
は、さて置き、そのグラモフォン・アウォード、レコード・オブ・ジ・イヤーに選ばれたのは... アンドリュー・カーウッド率いる、カーディナルズ・ミュージックのバードの宗教作品集vol.13(hyperion/CDA 67779)。イギリスのルネサンスの爛熟期を飾る代表的な作曲家のひとりだが、渋い... 渋過ぎる... 数々のノミネート、各部門の受賞作を差し置いて、古楽部門、バードとは... いや、それだけすばらしいのだろうけれど... いや、聴いてみたい。
しかし、グラモフォン・アウォードは、どこかでナショナリスティック... 英国贔屓だよね。
さて、18世紀、ハンデル氏とロンドンを歩く... の、つづき... 何気に、英国贔屓な今日この頃...

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トッピングは何にしましょうか? [selection]

クラシック。音楽ヒエラルキーの頂点という考え方は、21世紀の今となっては時代錯誤だし... 孤高の音楽ジャンルという見方も、裏を返せば、殻に閉じこもってしまった、孤立無援の音楽ジャンルとも言えるわけで... クラシックを聴くという行為に、どこかで滅入るものを感じてしまう?いや、そんなことはない!はずなのだけれど、どうも、クラシックにワクワクさせられること、めっきり少なくなったような。そうした中で、グレゴリオ聖歌に、パーカッションをトッピングしたグルビンガーの"DRUMS 'N' CAHNT"(Deutsche Grammophon/477 8797)には、久々にワクワクさせられた。グレゴリオ聖歌ほど、ステレオタイプがしっかりとしているものはないと思うのだけれど、そこに、無邪気にパーカッションを乗せてしまえば、そのステレオタイプが変容し出す驚き!こういうトッピングが、クラシックをおもしろくする?もちろん、全てのクラシックがトッピング可能ではないのだけれど... 改めて見つめる、21世紀流、トッピングの妙。クラシックに何か他のものを足すと... どうなる?

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バック氏とロンドンを歩く。 [selection]

さて、前回、取り上げた"THREE BAROQUE TENORS"(EMI/6 26864 2)の話しから続くのだけれど... ボロジーニ、ファブリ、ビアード、バロック三大テノールの活躍を追うと、ロンドンという存在が浮かび上がり、興味深い。イギリス人のビアードはともかく、イタリア出身で、ヨーロッパ各地で活躍したボロジーニ、ファブリが、それぞれロンドンを訪れ、活躍している。また、ボロジーニ、ファブリの後で、伝説のカストラート、ファリネッリも、ロンドンで一世を風靡(映画『ファリネッリ・イル・カストラート』に描かれている通り... )したわけだ。
18世紀、ヨーロッパ中から音楽家を集めた国際音楽都市、ロンドン。21世紀、「音楽の都」というと、すぐにウィーンという名前が挙げられるわけだが、18世紀の音楽ファンにとっての「音楽の都」は、どこだったろう?なんて考えると、おもしろい。そしてロンドンは、間違いなく刺激的な街であったはず... ということで、そんなロンドンを探るセレクション。ハンデル氏とロンドンを歩き、南から、北から... ロンドンを歩いて、バロックから古典派の時代、今度はロンドンのバッハと歩いてみる。

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