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2008年、上半期を振り返る。 [overview]

さて、さらりと2008年の上半期を振り返ってみたい...
のだけれど、なかなか「さらり」とはいかず、これも良かった、あれも良かったと、迷うところ。ということは、収穫多き上半期だった?のだろうか... そうでもないような... やはり、クラシックというジャンルは、かなり厳しいところに来ている。今に始まったことではないが、とにかく、リリースが減っている。となると、たくさんのCDから、印象に残るものをチョイスする。なんて贅沢は、なかなか難しい。となると、とりあえずリリースされたもの、それぞれの良いところを見出していく... というような聴き方になるのか。それはそれで寂しいのだけれど、おかげで価値観に幅ができつつもある?そんな2008年の上半期に聴いた50タイトルを並べてみる。

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2008年、下半期を振り返る。 [overview]

さて、このあたりで2008年を閉じます。そして、さらりと下半期を振り返る。
パーヴォの「運命」に始まって、カッチーニの『エウリディーチェ』で終わるという... クラシックのアイコンから、クラシックの時代の幕開けとも言える作品にまで遡るドラマティックさ!つまり、音楽史とはドラマティックなのだ。そして、メジャーもマイナーもなく、あらゆる場面に息衝く音楽が存在している。それを、クラシックという、ある種のステレオタイプから見てしまうと、何だかデスマスクのように硬質に感じられ、何より表情が消えてしまう。例えば、18世紀、ロンドンにおけるスコットランド・ブームを拾い上げたラウリンの"Airs And Graces"。フォークロワからの影響を活き活きと描き出し、アカデミックなばかりでない、当時のリアルな音楽シーンを再現するのだけれど、そのサウンドに触れると、当時の人々のワクワクとした気分が感じられ、現代人をもワクワクさせる。そういう、活きた音楽史は、本当にドラマティックだ。クラシックという、整えられてしまったイメージに隠さた音楽ほど、実は魅力的だったりするのかもしれない。そんなことを考えさせられる下半期だったかなと...
ということで、上半期と同じ50タイトルを聴いた2008年、下半期。「運命」、『エウリディーチェ』だけでない、メジャーもマイナーも、モダンもピリオドも、交響曲からクラヴサン曲集、古楽から現代音楽まで、その50タイトルをざっと並べつつ、振り返る。

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二〇〇八、交響曲から... [overview]

さて、下半期を振り返ったので、2008年全体を振り返る!って、もう、ワクワクします。2008年、最も印象に残るアルバムは何だったか?いやー、あり過ぎて、迷う。というより、頭を抱えるレベル。2008年のクラシックは、メジャーもマイナーも、もの凄く充実していた印象。で、思いっきり楽しんだなと... ベートーヴェンの交響曲も、中世の典礼劇も、エレクトロニクスを用いた現代作品も、ヴィルトゥオーゾ・コンチェルトも、南米の陽気な音楽も、ベルカント・オペラも... いや、それら全てを楽しめたことに、自身の成長をも見出す。あれは苦手、これは嫌い... 気が付くと、結構、克服されているもので、何より、そうなってこそ見えて来る景色もあるのかなと... いや、クラシックに限らずだけれど、自ら壁を作ってしまって、選り好みしてしまうことは、結局、自身が損をすることなのだろうなァ。なんて、今さらながらに、噛み締める。それだけ、マックスに楽しめた2008年、クラシック!
ということで、2008年のリリース、当blogで取り上げた100タイトルを、10のカテゴリーから見つめます。で、今回は、オーケストラによる3つのカテゴリー、交響曲、管弦楽曲、協奏曲を振り返りつつ、それぞれの最も印象に残るタイトルを選んでみたいなと...

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二〇〇八、室内楽から... [overview]

改めて2008年のリリースを見つめると、どれもこれも魅力的過ぎて、ちょっと途方に暮れてしまう。いや、ベストを選ぶにあたり、もう一度、いろいろ聴き直してみるのだけれど、聴き直せば聴き直すほど、どれもこれもすばらしく感じられて、実に興味深いものであって、悩ましい。考えてみると、いい加減なものをリリースしようなんてアーティストはいないわけで... そこに、クラシック特有の歴史の重みが加わって、かつての作曲家たちの思いやら何やらが時空を越えて1枚の盤面に籠められたなら、ダメなものは生まれにくいのかも... なんて思うのは、極楽トンボだろうか?ま、それでいいのです。貪欲に楽しむ!これが、当blogのスタンスかなと...
ということで、2008年のリリース、交響曲、管弦楽曲、協奏曲に続いての、室内楽、ピアノ、オペラ、ヴォーカルを振り返ります。そして、これまたすばらしいものばかり!なのだけれど、このあたりで、ちょっと引き締めまして、しっかりと選ぶ!と、意気込んでみる。

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二〇〇八、現代音楽から... [overview]

2008年にリリースされた、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、そして、室内楽、ピアノ、オペラ、ヴォーカルと見て来て、最後に、現代音楽、古楽、それから、クラシックとそれ以外のジャンルのボーダーライン上で揺らめく越境的な音楽を振り返ってみようと思うのだけれど... 今回、見つめる、3つのカテゴリーは、普段のクラシックからすると、異端。いや、異端、としてしまうことに抵抗もある。けど、やっぱり、異端、なのだろうなァ。しかし、異端なくらいだから、間違いなく刺激的!音楽史の膨大な蓄積の上に、まさに"今"の要素が加えられ、生まれる、現代音楽。あまりに古過ぎて、再創造的なアプローチを取る他ない、からこそ、新しさが生まれ得る古楽。さらに、次元の違うセンスを生み出す可能性を秘めた、異なるジャンルとの交流... こうしたあたりが注目されると、クラシックはまた違った角度から息衝き始めるんじゃないかなァ。そんな異端につい期待を抱いてしまう。
という思いを籠めまして、現代音楽、古楽、そして、ボーダーライン上のエリアを振り返る。で、また、興味深いタイトルがいろいろ... いや、異端なればこそ、それぞれに個性の際立ったタイトルばかりで、普段のクラシックとは一味違う魅力に強く惹き付けられる!

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二〇〇八、12タイトル/100タイトル。 [overview]

さて、交響曲、管弦楽曲、協奏曲に、室内楽、ピアノ、オペラ、ヴォーカルと来て、現代音楽、古楽、ボーダーライン上のエリアまで、10のカテゴリーから見つめて来た2008年のリリース。全部で25タイトル、印象に残るものを挙げてみたのだけれど、そこから、さらに絞り、そして、2008年のベストを選ぶ!いや、とうとう、ここまで辿り着きました。正直、どうなるかと思ったけれど... 中断していた更新を3月に再開。ダムラウの鮮やかなブラヴーラで目が覚めたか?そこから、6日に1回の更新を続け、5月の後半からは3日に1回とギアを一段上げ、カッチーニの『エウリディーチェ』まで、何とか走り切った2008年。そうして聴いた100タイトル。もの凄く感慨のある100タイトル... まずはそこから、12タイトルを選ぶ。

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遊泳する... [overview]

さて、2009年がスタートしたところで、再び2008年へと戻ってしまうのだけれど... 2008年のリリース、語り尽くせていない部分を、ざっと語る。いや、2008年は、本当におもしろいアルバムがいろいろあった!真正面からおもしろいものもあれば(そのあたりは、すでに語り済み... )、ちょっと斜め上からのおもしろいものなど、実に様々... で、その様々の極みにあるアルバムを拾ってみようかなと... 教科書的、A級な、ブリリアント感には欠けるものの、A級を遥かに越える強烈な個性や、凝ったカップリング、大胆過ぎるチャレンジなど、取り澄ましたクラシックにあって、B級な魅力を放つアルバム。などと言ってしまっては、大いに語弊があるかァ。いや、ここはひとつ、あえて、B級音楽の奨め!ブっ飛んだやつ...

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その先へ... [overview]

さて、2009年も2月に入りましたが、あともう少し2008年の続きを...
で、この前は、B級な魅力を放つアルバム、という、大変、無礼な括りで、個性極まる5枚を取り上げたのだけれど、今回は、もう少し個性のヴォリュームを下げて、クラシックとして、興味深いアルバムを取り上げてみようかなと。いや、クラシック、ど真ん中の音楽も充実していた2008年。ベートーヴェンなんかは、特に充実していた印象があって... というより、充実し過ぎなくらいで、振り返ってみると不思議かも。第九の初演を再現したクリストフ・シュペリング+ダス・ノイエ・オーケスター、『エグモント』の物語を大胆に現代に翻案し新たな音楽劇を生み出したケント・ナガノ+モントリオール響など、モダン、モダン+ピリオドのハイブリッド、そしてピリオドと、実に多彩だったなと... ということは、新たなるベートーヴェン・ブームの予感?だったら、素敵!
と、ベートーヴェンに一気に流れて行きそうになったところで、軌道修正... 2008年、クラシックとして、興味深いアルバム、クラシックを逸脱してしまいかねないブっ飛んだ個性ではなく、クラシックにおけるマニアックなアルバムを、最後にさっくりと振り返る。

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2月、つぶやき... [overview]

さて、2月を振り返ってみる。
えー、2009年は、なんとなく、毎月、振り返ってみようかなと。で、毎月、特に印象に残るアルバムを、チョイスしてみようかなと。「上半期... 」だのと、溜め込んでしまうより、いいのかも?記憶が鮮明な内に、振り返っておけば、2009年、一年を振り返る時にいいのかも?と考えてみる。それと、書ききれなかったことなど、書き足しつつ、つぶやいてみる。
そんなこんなで、まず、2月に聴いたアルバム、9タイトル...

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3月、"ピリオド"シフト? [overview]

さて、3月を振り返ってみる。
なんとなく、"ピリオド"シフト... いや、11タイトル中、7タイトルが"ピリオド"もの。となると、偏り気味?なんても思うけれど、やっぱり"ピリオド"勢は元気がいい!バロック辺りで大人しくしている... なんてあり得ない、縦横無尽さ。次から次へと新しいレパートリーを開拓して、驚かされて、目が離せないなと。もちろん、"ピリオド"ばかりではないのだけれど。振り返って。3月に聴いた、11タイトルは...

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