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ラヴェル、その色彩を辿って、印象主義の向こうに見える風景... [before 2005]

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グレゴリオ聖歌の精製以来、音楽史は、常に大きな流れを作って来た。が、20世紀に入って、流れは一気に細分化、様々な個性が炸裂する事態に... こうしたあたりが、近代音楽、現代音楽を、より解り難いものとしているように感じる(もちろん、事実、解り難い音楽もあるのだけれど... )。追い切れないほどの、際立った個性が、バラバラと散らばっていて、聴く者の許容量を越えて存在するのが、20世紀の音楽かなと... とは言うものの、散らばった個性を、ひとつひとつ見つめれば、同時代としてのつながり、あるいは作曲家たちのナショナリティに籠められた音楽におけるDNAを見出し、それらを新たな視点でマッピングすると、興味深い「20世紀」のパースペクティヴが浮かび上がる。例えば、アメリカのミニマル・ミュージックのサイケデリックに通じる、戦後のメシアンのカラフルさ... また、メシアンのカラフルさには、色彩に対するフランス音楽の伝統も見出せて...
さて、サイケデリックなライリーからのアメリカのメシアンに続いて、フランス音楽を少し遡り、ラヴェル。一見、突飛にも感じられるメシアンのカラフルさだけれど、それはすでにラヴェルの音楽の中に生まれていたように思う... そんな色彩を求めて、アレクサンドル・タローが弾く、ラヴェルのピアノ作品全集(harmonia mundi FRANCE/HMC 901811)を聴いてみる。

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