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明けました、2017年。 [selection]

明けました。おめでとうございます。
本年も、どうぞ、よろしくお願いします。さて、その本年、「申酉騒ぐ」の後半戦ということで、世界は、日本は、どうなってしまうのだろう?と、昨年末あたり、何とも言い難い不安を感じていたのですが、正月ボケとはすばらしい!多少、アルコールも入っての、ま、どーにかなるさ... 何たって、2016年、あれだけ大騒ぎしても、年は越せたわけだし、ここはひとつ、音楽を聴いて、大騒ぎへの胸騒ぎを払拭!
ということで、2017年にメモリアルを迎える作曲家たち、今年のクラシックの顔に注目... まずは、何と言っても生誕450年、モンテヴェルディ(1567-1643)!それから、没後250年、テレマン(1681-1767)!個人的に大注目したいのが、生誕350年、ロッティ(1667-1740)と、生誕150年、ケクラン(1867-1950)。他にも、興味深い作曲家、多数がメモリアルを迎え、ワクワクさせられる。
で、正月は、バロックで、華々しく気分をアゲたいなと... 初期バロックの巨匠、モンテヴェルディ、ヴェネツィア楽派の巨匠、ロッティ、ハンブルクの巨匠、テレマン... 17世紀から18世紀に掛けて、大活躍した巨匠たちの音楽を聴いて、2017年をスタートさせます。

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酉年、鳥たちの目覚め。 [before 2005]

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正月休みも終わりですね。何だか呆気無いものです。さて、今頃になって、年賀状に書いた酉年を、"西"年と書いて出してしまったかもと心配になる母... 普段、「酉」なんて字、書かないものだから、うっかり、一本、書き忘れてしまう、なんてこと、十分、在り得る話し。そもそも、"西"に、棒線、一本足して、「酉(トリ)」とは、意味的に飛躍があるし、形的には安直で、そのギャップが、奇妙で、おもしろい。という、"酉"と"西"、似てはいるものの、漢字の成り立ちは、まったく異なるとのこと。"酉"は酒壺のイメージから、"西"は籠のイメージから派生したらしい... のだけれど、"西"の籠は、元々は鳥の巣だったらしく、遡ると鳥に行き着く?で、「酉」の方角が西なのだよね。ウーン、重ね重ね、おもしろい!となれば、2017年の最初の一枚は、鳥しかない!
ということで、鳥のさえずりに耳を傾け、そこに思い掛けない音楽を見出した希有な作曲家、メシアン... ケント・ナガノの指揮、フランス国立管弦楽団の演奏、イヴォンヌ・ロリオのピアノで、メシアンの「鳥たちの目覚め」(ERATO/0630-12702-2)を聴く。

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フランス・バロック、鳥たちのさえずり。 [before 2005]

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酉年ということで、「鳥」についての音楽を探ってみた。いや、改めて見つめると、おもしろいくらいある!ストラヴィンスキーの『火の鳥』、リムスキー・コルサコフの『金鶏』のような、ファンタジー。で、『金鶏』もそうだけれど、ストラヴィンスキーの『夜うぐいす』、ワーグナーの『ジークフリート』のように、鳥が美しく歌うオペラ。あるいは、ディーリアスの「春、初めてのかっこうを聴いて」、ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」、シベリウスの「鶴のいる情景」など、鳥から広がる絵画的、映像的な作品。そして、真骨頂、鳥の鳴き声に注目したヴィヴァルディの「ごしきひわ」、ヘンデルの「かっこうと夜うぐいす」、ハイドンの「めんどり」に「ひばり」などなど、鳥の個性的なさえずりを取り込んだ作品。こうして見てみると、鳥たちは音楽の先輩と言える存在なのかもしれない。
さて、メシアンに続いての鳥の音楽。って、鳥ばかりじゃないのだけれど... 日本を代表するアコーディオンのマエストラ、御喜美江が、そのアコーディオンで、ラモー、クープラン、ダカン、フランス・バロックのクラヴサンのために書かれた作品に挑む、"French Baroque Music"(Challenge Classics/72014)を聴くのだけれど... いや、思いの外、鳥が鳴く、フランス・バロック!

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シベリウス、鳥たちのいる風景。 [before 2005]

風邪を引いてしまった。で、熱出した。ぁぁぁ... 1月からこんな事態になるなんて、もうガックリ。いや、ガックリもしていられない。2017年はどんどん先へと進んでしまう!という具合に、変に気持ちが焦って、横になりながらも休み切れないジレンマ... こどもの頃は、何も考えずに、休めることを喜んでいたものだけれど、今となっては、それは遠いメルヘン... というあたりはさて置きまして、酉年に"鳥"を聴くシリーズ。てか、いつの間にシリーズ化... いや、酉年だし、ちょっと、羽ばたきたいなって思っていて... 何より、世界も、日本も、過去に捉われず、新しい時代に羽ばたけたら、という願いを籠めての"鳥"。ある種、縁起モノとして聴く"鳥"の音楽みたいな... で、メシアンフランス・バロックと来て、次は、北欧へ... いや、熱で、ぼぉっとしているので、頭を少し冷やした方が良さそうかなと、北極圏、フィンランドを飛ぶ、白鳥と鶴を観察しに... いや、聴いてみることに...
ということで、シベリウスです。ネーメ・ヤルヴィが率いた、イェーテボリ交響楽団の演奏で、「トゥオネラの白鳥」を含む、レンミンカイネン組曲(Deutsche Grammophon/453 426-2)と、レイフ・セーゲルスタムが率いる、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、「鶴のいる情景」を含む、劇音楽『クオレマ』(NAXOS/8.573299)の2タイトルを聴いて、熱を下げたい!

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シンフォニスト、シベリウスの、摸索、南国、内省... [before 2005]

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さて、2017年は、フィンランド独立100周年!北極圏を含む大自然に抱かれ、ムーミンがいて、ハイセンスで、ハイテクでもあって、まさに「ヨーロッパ」のイメージのフィンランドなのだけれど、言語から見つめると、他のヨーロッパの国々とは異なる背景が浮かび上がる。フィンランド人は、民族としてはヨーロッパ系であるものの、その言語はアジアンナイズされた独特のもの... ヨーロッパにしてアジア(とはいえ、我々のアジアとは違う、太古のアジアだけれど... )の要素も含むのがフィンランド?考えてみると、ムーミンは独特かもしれない。そうしたフィンランドの文化のベースにあるだろう、古い神話や伝説を集めた叙事詩、『カレワラ』も、やっぱり独特... よくよく見つめると、非ヨーロッパ的な感性が、フィンランドの文化的個性を際立たせているのかもしれない。
というあたりから、改めてフィンランドを代表する作曲家、シベリウスの交響曲を聴いてみようかなと... パーヴォ・ベルグルントの指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏で、シベリウスの交響曲、1番、2番、3番(FINLANDIA/0630-14951-2)を聴く。

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シンフォニスト、シベリウスの、近代と戦争と回想と... [before 2005]

寒い、とにかく、寒い!南ドイツ、ドナウ川では、落ちたキツネがそのまま凍ってしまった。という、ちょっとショッキングなニュースもあって、びっくりしたのだけれど、ヨーロッパ、今、もの凄い寒波に襲われているのだとか... で、日本列島も、各地、雪で大変なことに... 日曜、京都での都道府県対抗全国女子駅伝、吹雪の中を走る選手たちの姿がテレビに映し出された時は、目を疑ってしまった。で、長いコース、晴れているところもあったりと、凄まじい天気!それにしても、ただならない冬。「申酉騒ぐ」は、天候にまで当てはまるのか?さて、この寒さ、あとどのくらい続くのだろう?なんて考えると、気が重くなって来るので、逆に、寒い国の音楽を聴く!
ということで、前回に引き続き、パーヴォ・ベルグルンドの指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏による、シベリウスの交響曲のツィクルスから、残りの2タイトル、4番、6番(FINLANDIA/0630-14951-2)と、5番、7番(FINLANDIA/0630-17278-2)を聴く。

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弦楽四重奏というプリズムが響かせる、北欧の内なる声。 [2006]

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今年、フィンランドは、独立100周年を迎える。ヨーロッパというと、歴史が古いイメージがあるのだけれど、国家としては、意外と新しいところが多い。そして、北欧では、ノルウェーもまた新しい(中世末までは独立国だったので、「新しい」とは、ちょっと違うか?)。フィンランドがロシアから独立(1917)する12年前、1905年、ノルウェーはスウェーデンから分離している。となると、北欧のお馴染みの作曲家たち、ノルウェーのグリーグ(1843-1907)、デンマークのニールセン(1865-1931)、フィンランドのシベリウス(1865-1957)が生まれた頃の北欧の地図は、今とまったく異なるわけだ(ま、北欧に限らずなのだけれど... )。100年遡るだけで、今とは違う世界が広がるという事実を前にすると、アメリカの新大統領も、ハード・ブレグジットも、壮大なる変奏曲である歴史の一端に過ぎないことを思い知らされる。いや、そういう、大きなスパンで世界を見つめることが、今、とても必要な気がする。物事は変わることを前提に見据えなくてはいけない。ふと、そんなことを思う、今日この頃...
さて、北欧です。シベリウスの交響曲に続き、北欧のお馴染みの作曲家たちにも目を向けまして、エマーソン弦楽四重奏団による、グリーグの弦楽四重奏曲、ニールセンの「若い芸術家の棺の傍らで」、シベリウスの弦楽四重奏曲、「内なる声」という、北欧の弦楽四重奏のための作品を集めた"INTIMATE VOICES"(Deutsche Grammophon/477 5960)を聴く。

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オペラ・ブッファ、最後の輝き、『チェネレントラ』。 [before 2005]

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今から100年前、フィンランドは独立した。ということを、前回、いや、その前から書いているのだけれど、なぜフィンランドが独立を果たせたかというと、そこにはロシア革命がある。ロシア帝国の一部だったフィンランドは、帝政の崩壊によって、独立を勝ち取るわけだ。そう、今から100年前、やがて世界を分断することになるロシア革命は成し遂げられた。とはいうものの、100年前なのである。100歳越えの元気なお年寄りたちがそう珍しくはない現在、そのおじいちゃん、おばあちゃんたちが生まれた頃、ロマノフ家は未だ玉座にあったかも、という史実... その後の100年に、ロシア帝国を遥かに越える、世界を二分したソヴィエトが出現し、100年も経たずに自滅した史実... 歴史を丁寧に見つめると、目まぐるしい。つまり、世界は、「変わる」ということが常態なのだなと... そして、歴史を学ぶことは、未来へ向けての変化に対応するシュミレーションなのでは?と、近頃、感じる。だからこそ、歴史を学ばなくてはいけない。過去を知るためではなく、未来のための歴史... って、話しがデカくなり過ぎました。軌道修正。で、さらに遡って、200年前。北欧が続いたので、ちょっと気分を変えて、イタリアへ!
リッカルド・シャイーが率いた、テアトロ・コムナーレ・ディ・ボローニャの演奏と合唱、チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)のタイトルロールで、今年、初演200周年を迎える、ロッシーニの代表作のひとつ、オペラ『チェネレントラ』(DECCA/436 902-2)を聴く。でもって、笑う門には福来る。世の中、不確定要素に充ち満ちているけれど、楽しいブッファで、未来を切り拓くよ!

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生誕450年、モンテヴェルディ、マントヴァにおける傑作。 [before 2005]

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2017年は、モンテヴェルディの生誕450年のメモリアル!
ということで、モンテヴェルディ(1567-1643)に注目したいと思うのだけれど、クラシックにおいて、今一、インパクトに欠ける存在?何となく、そんな受け止め方をされているように感じてしまう。が、音楽史からすると、驚くべき存在。西洋音楽、最大の転換点とも言える、ポリフォニーからモノディへの移行... それを、巧みに乗り切ったモンテヴェルディは、ルネサンスとバロック、両方のスタイルで、しっかりと作品を残した希有な作曲家。例えるならば、ルネサンス末から初期バロックに掛けてのシェーンベルク!世紀を跨ぎ、ロマンティックな作品も、12音技法を用いた作品も書いたシェーンベルクに重なるものがある。ただ、シェーンベルクのように、自らで新たな時代を切り拓いたわけではない... が、それまで培って来た自らのスタイルを乗り越えて、他所で生み出された革新を目敏く取り込み、時代の先端に立った器用さには、感心させられる。
でもって、モンテヴェルディが、前衛を自らのものとした、記念すべき作品を聴いてみる!ジョン・エリオット・ガーディナー率いる、イングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏、モンテヴェルディ合唱団のコーラス、アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)のタイトルロールによる、モンテヴェルディの最初のオペラにして、代表作、『オルフェオ』(ARCHIV/437 068-2)!

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生誕450年、モンテヴェルディ、新旧、自由自在! [before 2005]

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2017年、モンテヴェルディ、生誕450年のメモリアル!ということで、前回、モンテヴェルディの最初のオペラ、『オルフェオ』を聴いたのだけれど、その後のモンテヴェルディを追ってみることに... ということで、『オルフェオ』初演の翌年、1608年、マントヴァの宮廷は、ロイヤル・ウェディング(正しくは、デューカルだけれど... )に沸く!マントヴァ公の跡継ぎと、サヴォイア公女との結婚... 当然、マントヴァの宮廷も、最新のパフォーミング・アート、"オペラ"を上演して、ライヴァルの宮廷に見せ付けたい!で、その準備に追われることになった楽長、モンテヴェルディ... 楽長、多忙につき、マントヴァ公は、謝肉祭で上演するオペラのために、本場、フィレンツェから、注目の若手作曲家、ガリアーノを招く。そうして制作された『ダフネ』が評判になると、モンテヴェルディは臍を曲げてしまう。婚礼でのオペラ(「アリアンナの嘆き」のみが伝えられる伝説の『アリアンナ』... )は大成功するも、依然と続く給与問題に、若手から突き上げと、マントヴァの宮廷に不信感を抱き始めたモンテヴェルディ... そうして、1610年に出版された、聖母マリアの夕べの祈り... それは、新たなポストを探すためのポートフォリオ?
リナルド・アレッサンドリーニ率いる、コンチェルト・イタリアーノによる歌と演奏で、モンテヴェルディが勝負を賭けた力作、聖母マリアの夕べの祈り(OPUS 111/OP 30403)。オペラで培った最新の技術と、それまでの様々な技術が詰め込まれて、まるでモンテヴェルディの音楽の見本市!これは、いつもの教会音楽とは一線を画す、凄いものなのかも... という作品を聴く。

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