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21世紀、ショスタコーヴィチ。 [disc]

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今、最も期待したい新たな世代の指揮者、ヴァシリー・ペトレンコ(b.1976)。
2011年の活躍と、次から次へとリリースされるアルバムへの高評価は、目を見張るものあり。そして、2012年、EMIからラフマニノフの3番の交響曲(EMI/6790192)をリリースしてメジャー・デビューを果たす。これで、どんとスターダムに乗れるか?いや、乗って欲しい!クラシックも21世紀に突入し、今こそ20世紀的な感性を脱したマエストロが求められているわけで、ヴァシリーのような、まさに21世紀的感性を持った若きマエストロにこそ、21世紀のクラシックを担ってもらいたいなと、切実に思う今日この頃... 困難の真っただ中にある今を乗り切り、次の時代を切り拓くのは、やっぱりこれまでとは違う、新しい感性であって。近頃、どうも古臭い価値観で現代を吠えたがる老人が目立つようでして、げんなりさせられること多々あり... まったく、21世紀ですよ!
さて、ヴァシリー。彼が率いるロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と遂行中のショスタコーヴィチの交響曲のシリーズ、第6弾、6番と12番の交響曲(NAXOS/8.572658)を聴く。

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元気が出るモーツァルト。 [2006]

2007年を聴き直した勢いで、2006年を聴き直す。
2006年にスタートした当blogの、第1空白期(ちょこちょこ更新して、いい具合に進んでいたはずが、9月に入って、どういうわけか電池切れ... 更新停止... 2007年を迎えるまでの放置状態。)を補完するための、2006年のリリースを聴き直す試み(ちなみに、第2空白期が、2007年の春から2008年の春まで... 先日まで振り返っていた75タイトルで、補完完了!)。ということで、2006年、どんなアルバムがリリースされて、どんなアルバムを聴いていたのだろうと、ざっと振り返ってみたのだが、いや、凄い!6年前のクラシックは、とにかく盛りだくさん!これから聴き直すが、俄然、楽しみになる!一方で、つまりクラシックは、衰退しているのだなと... 複雑な気分に... いや、過去を振り返るとは、そんなものか... 未来に明るさが持てないのは、クラシックに限らずか... と、暗くなっていても始まらない。ということで、2006年を聴き直す。さて、2006年の盛りだくさんだったクラシックの中心に何があったか?モーツァルトの生誕250年のメモリアル!

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心地好く流れ出すロマン主義... [disc]

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フィンランドを拠点とする、北欧のローカルなレーベル、ONDINEが、近頃、気になる。
というのも、エッシェンバッハ、プレトニョフ、ムストネン、ホロストフスキーと、メジャー・レーベルを華やかに彩ったアーティストたちを迎え、ローカルとも言い切れない展開を見せ始めていて... さらに、Virgin CLASSICSで活躍していたドイツのヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフが新たに加わり、これからONDINEは、どういう方向へと進むのか?どんな風に飛翔するのか?目が離せない。何より、ますますメジャー/マイナーの線引きが意味を成さなくなる中にあって、そうした状況に、クラシックの新たな潮流が見え始めるならば、実に刺激的だ。
さて、そのテツラフ、ONDINEへの移籍、第1弾... パーヴォ・ヤルヴィ率いるhr響とともに、ドイツ・ロマン主義のど真ん中のコンチェルトを取り上げる。それは、まるでメジャー・レーベルのような華々しさ!という、シューマンとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲集(ONDINE/ODE 1195)を聴く。

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二〇〇七、12タイトル/80タイトル。 [overview]

イタリアで豪華客船が沈没した。というより、横倒しになった。
この海難事故、大西洋に沈んだタイタニックに重ねられるわけだが、タイタニックの悲劇とは違うインパクトがある。ニュースで伝えられる、驚くほど巨大な船が横倒しになって、半分、海に浸かっている姿は、何とも形容し難い奇妙なもの... その姿を見ていると、今の世の中を象徴しているようで、何だか情けなくなってくる。無責任な船長は我先にと逃げ出し、浮かぶでもなく、沈むでもなく、焼け太りの巨体を横倒しにしたまま、ただただ波に洗われるだけ... まるで、我々が生きている「21世紀」の、辛辣過ぎるアレゴリーだ。それにしても、我々が乗っている大きく傾いた「21世紀」という船、グローバルの大海を彷徨う船は、あとどれくらい航海を続けられるのだろうか?目ぼしい船長は見つからず、強欲な航海士ばかりが暗躍している現状、もはや航海と言えるのだろうか?
さて、そんな船が傾く前、リーマン・ショック以前、2007年のリリースを聴き直し、そして振り返ってきたわけだが... クラシックはまだまだ元気だった。個性的で、おもしろいアルバムの数々。5年を経た今だからこそ、再発見し、それらは、今さらながらに刺激的だった。という2007年、最も印象に残るアルバム...
の前に、80タイトルを聴き直しての、12タイトルを選ぶ。

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"ODISEA NEGRA" [disc]

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近頃、クラシックの中に、ワールド・ミュージックをいろいろ見つけることができて、おもしろい。
例えば、サヴァール... この古楽の巨匠は、毎年のようにワールド・ミュージックの範疇にあるもの(最新盤は、得意の環地中海音楽... )を取り上げていて、興味深い音楽の広がりを聴かせてくれる。あるいは、プルハル... ラルペッジャータを率いて、ワールド・ミュージックとの異種格闘技(最新盤では、これまで以上にラテンに踏み込み... )に余念がない。そもそも国民楽派がその走りだった?いや、広義に考えれば、ヨーロッパの"地"から派生したクラシックもまた、ワールド・ミュージックの一部を成しているのかもしれない... というより、「グローバル」なんて最もらしく語られる以前から、音楽は常に異種交配の可能性に充ちた刺激的なものだったわけで... ジャンルに名前を付けて、どこかで区切ることこそナンセンスなのかもしれない。
そんな歴史を振り返る壮大なアルバム... ヨーロッパの船が大西洋を渡り、アフリカとアメリカを結んで生まれた音楽の系譜を追う、意欲作、エドゥアルド・エグエス率いる、気鋭の古楽アンサンブル、ラ・キメラによる"ODISEA NEGRA"(naïve/E 8931)を聴く。

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二〇〇七、オペラから... [overview]

2007年を聴き直しての、2007年を振り返っているわけだが...
2007年、どんなアルバムが評価されていたのだろうか?レコード・アカデミー賞、大賞は、ブーレーズの「千人の交響曲」(Deutsche Grammophon/477 6597)。グラモフォン・アウォード、レコード・オブ・ザ・イヤーは、フレイレが弾くブラームスのコンチェルト(DECCA/475 7637)。だった。名曲に、巨匠に、クラシックの王道にまだまだ勢いがあって、DGにしろ、DECCAにしろ、メジャー・レーベルがまだ元気だった頃か... なんて、感慨も過るわけでして。ならば、時が経ち、今を振り返ったなら、どんな感慨が過るのだろう?いや、今、5年後のクラシックを、想像できるだろうか?世の中は、恐るべき過渡期を迎えているわけで、その荒波の中を、クラシックはサバヴァイヴしてゆかねばならないわけで... そんな風に考えてしまうと、2007年が妙にセンチメンタルに見えてくる。
というわけで、2007年。交響曲からピアノまでを振り返った、その続き、オペラから再び始める。

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"LANDSCAPES" [disc]

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忙しない年末が過ぎ、正月も終わり、さて、何を聴こうか?
というところで、細川俊夫はどうかなと... 独特の「和」なテイストが、場合によってはアンビエントにも感じられ... その音楽は間違いなく現代音楽だけれど、現代音楽にして、またちょっと違う位置にあるのか?改めてこの人の音楽と向き合うと、不思議な気がしてくる。不思議だけれど、この「和」なテイストが、どこか七草粥的に響き、正月が終わってしまった後の1月の虚脱感にスーっと広がり、頭の中をリセット。というアルバム... ECMからのリリースで... ECMから細川俊夫というのが、またちょっと新鮮で... そうか、細川作品というのは、ECM的範疇にあるのか... なんて、改めてそのアンビエントにも感じられるセンスについて考えたりもし、何気に興味深い1枚。
笙のマエストラ、宮田まゆみを迎えての、アレクサンダー・リープライヒ率いる、ミュンヒェン室内管弦楽団による細川俊夫作品集、"LANDSCAPES"(ECM NEW SERIES/476 3938)を聴く。

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二〇〇七、交響曲から... [overview]

さて、昨年は、2007年にリリースされたアルバムを、改めて聴き直したのだけれど... クープランに始まって、オルガン版ゴルトベルク変奏曲まで、全部で75タイトル。いやぁ、おもしろかったぁ... 2007年、そう遠い過去ではないようでいて、すでに5年... というのは、改めて聴いてみて、距離を感じ。また、その距離感を以って聴き直してみれば、今さらながらに、おもしろさ、すばらしさに気付くアルバムもいろいろあって、新譜を追うばかりでない収穫があった。という75タイトルを振り返り、今、改めて2007年のベストは何だったか?特に印象に残ったアルバムを、3回に渡り、見てゆく。ということで、今回は、交響曲からピアノまで... なのだが、その前に...
2007年にリリースされたアルバムで、2007年の内に取り上げていたアルバムが5つあったことを思い出す。ということで、まずは、その5タイトルを振り返る。

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春を呼び込む二重唱。 [disc]

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新春、1枚目は、春めくアルバムを...
ということで、華やかなスターの共演!Virgin CLASSICSが誇る、カウンターテナーの2大スター、フィリップ・ジャルスキーとマックス・エマヌエル・ツェンチッチが、華やかなりしバロック期のイタリアを歌う、"Duetti"(Virgin CLASSICS/0709432)。さらに花を添えるのが、ウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサン(花咲ける芸術)の演奏!となれば、まったく以って華々しいのだけれど... カウンターテナーの2大スターが並ぶとなると、喧嘩(もちろん、掴み合いの... とかじゃなくて... )しないか?とか、ちょっと心配にもなる。
ジャルスキーとツェンチッチ、これまでも共演(例えば、ヘンデルのオペラ『ファラモンド』!)はなくはないが、こうして、ひとつのアルバムに2人が納まったということに、ちょっと驚きがあって。どうバランスを取るのだろう?このアルバムがリリースされると聞いてから、ずっと気になっていた。というより、それは、かなりの聴きものであって。そんな穿った視点も含みつつ、興味津々で聴いてみる。

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2012年はクラシックにとって、どんな年になるのだろうか? [miscellany]

あけました、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。と書きながら、昨年末の話しをしてしまうのだけれど...
紅白... 思わず見入ってしまった。例年より、3割増しくらいに思えた熱いパフォーマンスが、次から次へと繰り広げられ。楽しむというより、うっかり感動してしまうこと、度々。例えば、猪苗代湖ズとか... ったく、半泣き状態で一緒に歌うしかなかったじゃないのよ... いや、始まりのあゆからして凄かった... ユーミンとかも気合の入りようが違っていて... 全体に、東北への溢れんばかりの思いが詰まっていて、心、揺さぶられて。そうして、全てのジャンルに聴き入ってしまう。やっぱ、音楽って、凄いよなぁ。とか、素朴に思ってしまう。
で、年が明ければ、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート!

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